日本弁護士連合会は8日の代議員会で、15人いる副会長の1人に兵庫県弁護士会所属で韓国籍の白承豪(はく・しょうごう)氏(57)を選出した。日弁連関係者によると、外国籍弁護士が副会長に就任するのは初めてとみられる。

 弁護士資格の要件や日弁連の会則に国籍の規定はない。任期は4月1日から1年間。

 白氏はソウル生まれ。5歳の頃、交通事故で右腕を失った。昭和49年に父親の仕事の都合で来日し、60年に琉球大を卒業。平成5年に弁護士登録した。29年度には兵庫県弁護士会の会長を務めた。

日弁連では人権擁護委員会や国際人権問題委員会などを担当する予定。白氏は取材に「外国籍や障害者の立場から適切な意見を出していきたい」と抱負を語った。

https://www.sankei.com/affairs/news/190308/afr1903080028-n1.html
産経新聞 2019.3.8 18:47