>>866

>制裁的対抗は自らを滅ぼす

>1990年代、半導体製造メーカーも製造装置メーカーも日本は世界一でした。
製造装置の中でも精密制御、高い光学技術の必要なステッパーに関して、
世界の1位、2位は日本のニコンとキャノンで、2社で世界の75パーセントのシェアを誇っていました。
しかし半導体メモリ製造は常に高い設備投資が求められており、
設備投資を続ける韓国勢に対し財務的に裕福とはいえない日本勢は厳しい状況が続いていました。
そこでニコンやキャノンに圧力をかけ、最新の設備を韓国には売らないようにしたのです。
困ったサムスンはオランダのASMLやドイツのカールツァイスに多額の出資をし、
日本に頼らない半導体製造の仕組みを生み出しました。
今は世界一の半導体製造メーカーはASMLで、世界シェアは逆に1社で75パーセントです。
このように目先の姑息な手段に頼ると、自らの地位が低下していくという良い例となってしまったのです。