ある市民団体の代表が国会前で汚物を投擲する騒動が発生した。

10日ソウル永登浦警察署などによれば忠州の某市民団体代表A氏はこの日午後2時頃、永登浦区汝矣島の国会近くであらかじめ準備してきた人糞とプリントをバラ撒いて警察の制止を受けた。

警察はA氏を軽犯罪処罰法違反(汚物投棄)で捕まえて調査した後、帰宅処分にした。

特にA氏はこの日撒布したプリントを通じて「国会議員の皆さん、今のこれが国会ですか?としながら「国民の代表たちが国民と意思疎通をせずに、国民の生活に関心も無しに互いに争っている」とした。

続いて「今日国会に差し上げていくのは議員の皆さんに目を覚ませというプレゼント」と伝えた。

一方、国会は選挙制度、高位公職者不正捜査処の設置、検警捜査権の調整案が迅速処理対象(ファストトラック)案件に指定された後、ずっと開店休業の状態だ。

政党間の葛藤が持続している状況の中、5月の臨時国会議事日程の議論は始めることもできず、今後の国会日程も不透明な姿だ。

これに市民団体の参与連帯は「早急な民生法案、改革法案の議論など国会が最も優先しなければならない役割を無視したまま政争を理由に5月臨時国会の日程さえ議論することができないのは明白な職務放棄」と指摘した。

続いて「ファストトラック処理を巡って国会が見せた非正常的な姿と、続く『開店休業国会』を見詰める市民たちの失望と怒りは決して軽くない」として「国会を離れて場外乱闘中の自由韓国党の無責任も批判されるべきだ」と声を高めた。

そして参与連帯は来る25日まで『また開店休業、国会の仕事をもう少しやれ』キャンペーンを進行するという方針を明らかにした。これを通じて『開店休業国会』では無い『仕事をする国会』を求める市民たちの声を集めて国会に伝達するという計画だ。

2019.05.10 19:40
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