2019年5月15日、韓国・文化日報によると、世界3大投資家の1人であるジム・ロジャーズ氏が今年初めに日本で初めて出版した「お金の流れで読む日本と世界の未来」の韓国語版が出版された。同書は「50後か100年後に日本が消える」などと予想し話題を集めた。

記事によると、同書は最初の章から朝鮮半島の未来に言及するなど、日本と同様、韓国にも重きを置いている。日本の未来を悲観的に見ているのと反対に、韓国については「今後10〜20年間、朝鮮半島統一国家が世界で最も刺激的な国になる」と予想し、「5年後にアジアで最も幸せな国」に挙げた。

そのため韓国語版のタイトルは「世界で最も刺激的な国」だという。

「韓国が日本より大きな成長を遂げる」と断言する同書は、その理由として「朝鮮半島の統一」と「日本より開放的で変化を好む韓国人の気質」を挙げている。

日韓の未来の最大の障害になるとされている少子高齢化問題でも、日本については「外国人に対する排他性のために解決が難しい」とみているが、韓国については「北朝鮮の開放により解決される」と楽観しているという。

さらに「北朝鮮が開放されて朝鮮半島に平和が構築され、世界中から多くの資金が韓国に流れ込めば、韓国経済を支えている大企業の役割はより拡大する」と予想。また「韓国の大企業に依存する経済構造には問題もある」とつつも「その部分は市場原理と社会の力ですでに改革されている」と評価したという。

同書の序文では、今年2月の米朝首脳によるハノイ会談が決裂したことについて「すでに始まった歴史の滔々たる流れは止められない。変わったことは何もない」としているという。

これについて韓国のネットユーザーからは

「信じられない」
「韓国の現状を見てもそんなことが言えるのか?」
「誰かにお金をもらって書いたのでは?」
「北朝鮮の首席報道官である文大統領に頼まれたのだろう」

などと疑う声が上がっている。 一方で

「南北の交流は必ず実現しなければならない」
「統一により韓国の未来が明るくなることは確か。ただその統一が難しいということも誰もが知っている事実だ。でも、統一が無理でもせめて北朝鮮という大陸に続く門が開かれたなら、韓国は貿易でさらに有利な状況になる。韓国が今のように北朝鮮を敵対視する状況が続けば、日本のように高齢化し、経済は日本よりも厳しくなるだろう」

などと主張する声も見られた。


2019年5月16日(木) 13時20分
https://www.recordchina.co.jp/b675745-s0-c30-d0058.html

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