菅義偉官房長官は19日午前の記者会見で、8月の訪日客数(推計)で韓国人観光客が前年比48%減となったことに関し、「韓国は大幅減となったが、中国が同16%、欧米や東南アジアは同13%の大幅増となっている。1月から8月までの総数も同3.9%増だ」と述べ、政府が掲げる「令和2(2020年)に外国人観光客4千万人」の目標に向けて環境整備に取り組む姿勢を重ねて示した。

菅氏は「来年春には羽田、成田両空港の発着枠がそれぞれ4万回、那覇空港も第2滑走路の開業で発着枠が8万回増える。単純計算で外国人旅行者の年間約600万人分の枠が増える」と強調。「引き続き外国語による看板やアナウンスの充実など、外国人観光客にとって魅力ある環境整備をしっかり行う」と語った。


2019.9.19 12:40
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/190919/mca1909191240020-n1.htm