※韓国日報の元記事(韓国語)
「韓服が「着物」なんて"... アップルの不合理な写真分類
https://www.hankookilbo.com/News/Read/201910161576386318?NClass=HC01
韓国の伝統衣装の韓服を「着物」と認識しているAppleのiPhone(左写真)の写真アプリ。
https://newsimg.hankookilbo.com/2019/10/16/201910161576386318_3.jpg

2019年10月16日、韓国・韓国日報は、米アップルのiPhoneやiPadに標準搭載されている「写真」アプリが「韓服(韓国の伝統衣装)を日本の着物と認識している」と報じた。

iPhoneなどで撮影した写真は「写真」アプリに保存される。同アプリの「検索」機能を使うと、その中から見たい画像を探すことができる。人工知能(AI)基盤のイメージ認識により、被写体と概念を自動的に分類し、キーワードに関連する写真を見つけてくれる。

記事によると、「韓服文化活動家」の女性から「『写真』アプリで『韓服』と検索すると写真が1枚も表示されないが、『着物』で検索すると検索結果の中に韓服の写真が含まれる」との情報提供があった。女性はさまざまな世代のiOSで検索を試したが、いずれも「着物」で検索しなければ、韓服の写真が表示されなかったという。

一方、サムスン「Galaxy(ギャラクシー)」など、アンドロイドスマートフォンで同様の検索を試した結果、「韓服」で検索すれば関連写真が表示されたという。

また、女性によるとアップルの製品では、ベトナムのアオザイ、中国の旗袍など、アジア各国の伝統衣装が全て「着物」で分類されたといい、「アジア文化の代表として日本しか認識していない」と指摘している。

女性は今後、SNSで「#韓服は韓服だ(hanbokishanbok)」というハッシュタグを付けて韓服をアピールする運動を展開する考えだという。「AIが韓服と着物を分類するには、時間がかかる。私たちはユーザーとして『韓服は韓服だ』とフィードバックさせていく必要がある」と話している。

また記事は「アップルの韓国文化と歴史に対する理解不足をめぐっては、これまでも論争があった」と指摘している。

2013年には地図で「独島(日本名:竹島)」を日本の島根県に属すると表示したため韓国で抗議の声が上がり、当該部分は空欄となった。しかし、16年に再び「独島」を「島根県」と表示し、18年には「竹島官有無番地」と併記されたと説明している。

この記事に、韓国のネットユーザーからは

「ふざけてる」
「アップルは謝罪せよ」
「アップル不買運動をしよう」
「日本ではアップルが販売トップだから、日本派なんだろう。韓国にはサムスンがある。アップルも不買運動リストに入れるべき」
「今までiPhoneを使ったことはないが、この記事を読んで今後も使わないと決めた。世界的企業がこんなに無知だなんて」
「われわれが積極的に独島、韓服をアピールしなければいけない。韓国人がやらなければ、外国の人たちは知らないままだ」

など、アップル批判が殺到している。また

「アップルコリアに電話して、修正を要求した」というネットユーザーから
「まるで他人事のように、フィードバックは専用サイトがあるからそこに記載してみるよう言われただけだった。着物を韓服と言われたらどう思う?。アオザイや旗袍と言われたらどう思う?。自分たちの服を、自分たちの服と呼びたいだけだ。知らなかったのなら、正せばいいだけなのに、間違いを知ってもそんな態度だなんて」

というコメントも上がっている。


2019年10月21日(月) 9時40分
https://www.recordchina.co.jp/b664664-s0-c30-d0144.html