【釜山・金田達依】新型コロナウイルスの感染拡大を受け、国際線を運休している韓国の格安航空会社(LCC)「エアプサン」は21日、日本路線を7月2日から再開する計画を明らかにした。福岡−釜山線も従来の1日4往復から2往復に減便して復活する。

 再開するのは成田、関西、名古屋、福岡の各空港と釜山を結ぶ路線と、成田、関西、名古屋と仁川を結ぶ路線。いずれも中断前より便数は減らすが、同社は「状況を見ながら増便を検討したい」としている

 同社は7月1日から釜山と香港、マカオを結ぶ路線を再開。同月中に大半の国際線を復活させる方針。日韓両国は現在、相互の入国者に2週間の自己隔離を求めているが、イタリアが6月から観光客受け入れを再開することもあり、同社は「雰囲気はよくなると判断した」としている。


 同社は3月8日から国際線を運休してきたが、ホームページで7月以降の予約受け付けを再開した。

 国土交通省によると、中国と韓国からの国際線受け入れは、5月末まで成田と関西の両空港に限定しているが「6月以降は、福岡を含む地方空港でも受け入れる可能性がある」(国際航空課)としている。
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