辺ちゃんレポートより 文韓国の妄想

>日本の輸出厳格化措置が日韓対立の火種となった昨年の夏、文大統領は「我々は二度と日本に負けない。今日の韓国は、過去の韓国ではない」と国民向けの談話を発表していた。
「日本に負けない」前提条件こそが「南北が協力して平和経済が実現すれば」というものであった。

>文大統領は「南北が力を合わせれば」8000万人の単一市場が出来上がり、そうすれば2024年までに一人当たり国民所得が4万ドル(現在は3万ドル)を超え、GDPランキングは6位(現在12位)に跳ね上がり、
国民所得は2050年頃には7〜8万ドルに到達すると数字まで上げていた。さらに、2032年にはソウルと平壌で南北共同による夏季五輪を開催することを誓っていた。

文大統領はこうした過程を経て南北分断から100年目になる2045年にはワン・コリア(統一)を実現すると国民に青写真まで示していた。

> この壮大な夢を実現するため文大統領は「朝鮮半島新経済地図構想」を打ち出していた。経済面での南北タイアップのため朝鮮半島に3つの経済ベルトを設けるとの構想である。

 具体的には、朝鮮半島の東側(東海=日本海側)にエネルギー・資源ベルト、西側(黄海側)に港湾業・物流・交通ベルト、そして中心の非武装地帯(DMZ)に環境・観光ベルトを作るという構想だ。
 
1の東海エネルギー・資源ベルトとは、日本海側にある金剛山〜元山〜端川〜清津〜羅先(ロシアとの国境都市)を開発し、韓国の釜山からロシアまで連結させるというもの。

2の西海港湾業・物流・交通ベルトとは、朝鮮半島の西側にソウル〜開城工団〜平壌〜南浦〜新義州(中国との国境都市)のベルト地帯を設けて、鉄道と道路で結ぶというもの。この中にはソウルから北京まで高速鉄道(新幹線)を通すプランも入っている。
さらに仁川〜開城〜海州を結ぶ物流ネットワークもある。

3のDMZ環境・観光ベルトとは、軍事境界線上の雪岳山〜金剛山〜元山〜白頭山を結ぶ観光ベルトを指す。
 元山は金委員長の肝いりで巨大リゾート施設の建設を進めていることで注目されているが、文大統領は中断している金剛山観光を再開させ、ゆくゆくは雪岳山と元山を結び、観光事業を発展させる考えだった。
また、板門店から開城までを特区(平和協力地区)に指定し、DMZも国際平和地帯にして国連機関を誘致することも構想していた。