津田大介
毎年、9月1日に、東京都墨田区の横網町公園で行われている、関東大震災で虐殺された朝鮮人犠牲者を追悼する式典について伺いたいです。
歴代の知事が式典に追悼文を寄せていましたが、小池さんの知事就任直後、16年は送付したんですが、17年からやめられています。

その理由は「震災の犠牲者すべてを対象とする法要で哀悼の意を示しているから」ということですが、
そもそも虐殺で殺された人たちと、震災で亡くなった人たちは性格が異なるものであるという指摘があります。
対して小池さんは、「さまざまな歴史認識がある」と曖昧にお答えされている。

それとも関連しますが、追悼式典の実行委員会が出している、この横網町公園の占用許可の申請受理を、都が3回にわたって拒否しています。
それに抗議するネット署名が3万以上集まってもいます。
それに対して、なぜ17年からこれをやめられたのか。どのような歴史認識で行われているのか、はっきりお答えいただければと思います。

小池都知事 
毎年、9月、3月、横網町の公園内の慰霊堂で開かれております大法要で、関東大震災、
その先の大戦の犠牲となられた方々への哀悼の意を表しているところであります。
大きな災害で犠牲になられた方々、それにつづいて、さまざまな事情で犠牲になられた方。
これらのすべての方々へ対しての慰霊の気持ちに変わりはございません。そして、なんでしたかしら?

津田大介
であれば、なぜ一時は出していたものを、取りやめという形にしたのか?

小池都知事 
いえ、それはですね、今申し上げましたように、さまざまな事情で犠牲になられた方。大きな災害で犠牲になられた方。
その方々の、お気持ち、お心、ということで、哀悼の意を表させていただくのが、毎年9月、3月の慰霊堂での式であるということであります。

津田大介
虐殺と自然災害のものを、一緒くたにして問題ないという認識ということでよろしいでしょうか。

小池都知事
慰霊をするという点で、この大法要での慰霊に合わせていただいております。

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