九州無償化裁判の控訴審第4回口頭弁論が10日の13時30分から福岡高裁で行われ、結審となった。判決言い渡しは10月30日13時30分から福岡高裁。

九州無償化裁判は2013年、国が高校無償化制度の対象から朝鮮高級学校を除外したのは違法だとして、福岡朝鮮学園ならびに九州中高の生徒、卒業生ら68人が国に対し国家賠償を求めた訴訟。

19年3月14日に福岡地裁小倉支部が原告の請求を棄却し、国が九州中高を無償化制度から除外したことは適法とする判決が下されたが、原告側は地裁判決の取り消しを求めて福岡高裁へ控訴していた。

各地の無償化裁判の現状を見ると、広島無償化裁判は、10月16日15時から広島高裁で判決言い渡しが行われる。

昨年10月に控訴審で敗訴した愛知では、最高裁への上告が受理され、1月23日に上告理由書と上告受理申し立て理由書が提出された。

東京、大阪は昨年8月27日に最高裁が原告側の上告を棄却し、原告敗訴が確定している。


(朝鮮新報)2020.07.10 (13:55)
https://www.chosonsinbo.com/jp/2020/07/kyusyu-2/