2020-09-13 21:27
https://www.donga.com/news/Society/article/all/20200913/102914087/1

旅館に長期宿泊する50代男性が「サービスが良くない」と旅館主人に不満を抱いて、旅館に火を付けて他の宿泊客2人が意識不明に陥った。

全南木浦警察署は3日午前0時26分頃、自身が滞在する全南木浦市内の3階建て旅館に火を付けて宿泊客2人を重態に陥らせるなど6人に重軽傷を与えた疑い(現住建造物放火致傷)でA氏(50)を拘束したと13日明らかにした。

警察によれば、負傷者6人のうち50代男性宿泊客2人はまだ意識を回復していない。他の50代女性宿泊客1人は意識を回復したが衝撃が酷く、当時の状況をほとんど記憶していないことが分かった。火が出た旅館は1日の宿泊費が8000ウォン(※約720円)程度で、宿泊客の大部分が低所得層だ。

警察は旅館で火の手が始まる直前、A氏が酒に酔ったままタバコとライターを持って寝具類が重ねて置かれた2階廊下周辺を徘徊する姿を防犯カメラを通じて確認した。また、A氏は2階廊下の端で火の手が上がる直前、一緒に酒を飲んでいた他の部屋の知人(56)に旅館の外に出ようと言った事実も把握した。

A氏は火災以降、知人たちに「宿屋主人に冷房機が故障したと話しても直してくれたり交換してくれず、ファ(※화、火・怒りなど)が出てプル(※불、火・明かりなど)を付けた」と話したことが分かった。しかし、A氏は警察の調査で犯行を否認していることが伝えられた。