2020年9月16日、韓国・朝鮮日報は、11日から13日までグアム近くの海上で行われた日本、米国、豪州、韓国による合同演習で、韓国海軍のヘリが初めて日本の海上自衛隊のヘリ空母に着艦する訓練を行ったと伝えた。

記事によると、日本の海上自衛隊は最近、ウェブサイトに韓国海軍のヘリがひゅうが級ヘリ空母「いせ」に着艦する様子の写真を掲載した。韓国海軍のヘリは韓国型駆逐艦である李舜臣艦からいせに着艦したという。記事は「日韓は探索救助訓練などで駆逐艦にヘリを離着陸させる訓練を行ったことはあるが、ヘリ空母への着艦は初めて」と伝えている。

海上自衛隊と韓国海軍の合同訓練は昨年の日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)終了問題や慰安婦問題などでの対立により中断されていた。しかし今回、ヘリ着艦訓練まで実施されたことで「回復に向かいつつある」とみられているという。

これについて韓国のネットユーザーからは「屈辱的だ」「なぜそんなことを?文政権は反日ではなかったのか?」「外国人の旭日旗使用はさんざん批判するのに、韓国海軍は旭日旗のついた空母で訓練か」「海軍は隠していたのに日本に公開されてしまったのか」「今すぐGSOMIAを破棄すべき」など反発の声が上がっている。

一方で「ごく当たり前の訓練をしただけなのになぜ問題になるのか」「日本とは仲良くするべきだよ。国が大変なときはなおさら」との声もある。

この合同演習をめぐっては、日本の艦艇に掲げられた「旭日旗」も韓国で物議を醸した。韓国海軍は「日韓だけでなく多国籍訓練のため問題ない」との立場だが、一部から「国際社会における戦犯旗の使用を公認したことになる」と批判の声が上がっている。
(翻訳・編集/堂本)

2020年 09月16日 22時20分 Record China
https://www.recordchina.co.jp/b836075-s0-c10-d0058.html