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茂木外務大臣は、初閣議のあとの記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う入国制限措置の緩和について、「経済を回復軌道に乗せていくうえでは、感染拡大の防止と両立する形で国際的な人の往来を再開させていくことが重要だ。これからは感染症危険情報のレベルの引き下げも視野に入れた取り組みを進めていきたい」と述べました。

また茂木大臣は、ロシアとの平和条約交渉について「残念ながら新型コロナウイルスの影響もあり、仕切り直しという形になっているが、お互いの立場について理解は進んでいる。領土問題を解決して平和条約を締結するという基本方針に沿って、しっかり交渉に取り組んでいきたい」と述べました。

さらに、冷え込んでいる日韓関係については、太平洋戦争中の「徴用」をめぐる問題が大きな課題だと指摘したうえで、「国際法に違反しているのが韓国の側であるのは間違いない。ただ、しっかりした対話の中で物事を解決していきたいという方向は変わらない」と述べました。

NHKニュース 2020年9月17日 0時50分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200917/k10012621991000.html