2020年9月15日、観察者網によると、河南省の大学で「ミニスカートを履いて授業を受ける」ことが「非文明的現象」として通達され、学生側から反発が出ている。

記事によると、同省の南陽師範学院は14日に「不文明現象検査通報」と題し、校内で授業を受ける学生の規定違反行為に関する抜き打ち検査の結果を通知。そこには、朝食を教室に持ち込むといった行為のほかに、4人の学生が「ミニスカートを履いていた」ことも「非文明的現象」として取り上げられていた。

この通知が校内に広まると、学生たちからは「つまらない規定」「いつの時代だよ」「まさか夏も綿入りの服とズボンを履けというの?」など不満の声が出たという。

一方、学校側は「わが市は全国文明都市であり、学校も全国文明キャンパスである。学生のみならず、教員もミニスカートでの授業を認めていない」とコメント。学校側は今後、具体的なスカートの長さについて規定を設けた上で、検査を実施する方針だという。

同様の事象は昨年10月にも広西チワン族自治区の広西都市職業大学でも起きており、同大学では学生がスカートやショートパンツを着用して授業に出席することを禁止した。学校側は「あくまで授業を受ける場所、授業時間に限ったもの。女子はミニスカート禁止、男子はサンダルやショートパンツ、ランニングシャツの着用を禁止する。学生は学生らしい格好をしなければならない」と説明していた。(翻訳・編集/川尻)

レコードチャイナ 2020年9月17日 00:20
https://www.recordchina.co.jp/b835913-s0-c30-d0135.html