釜山南区の戡蛮埠頭と神仙台埠頭にコンテナが積まれている。ソン・ボングン記者

国際通貨基金(IMF)が今年韓国の経済成長率を−1.9%と見通した。13日発表した世界経済展望報告書を通じてだ。6月発表した見通しより0.2%ポイント引き上げられた。

企画財政部は「IMFが分類した先進国(39カ国)の中で3番目、経済協力開発機構(OECD)加盟国(37カ国)の中で2番目に高い成長率」と説明した。IMFに先立ってOECDとアジア開発銀行(ADB)は今年韓国の経済成長率を−1%と見通した。韓国銀行が8月発表した今年成長率見通しは−1.3%だった。韓銀に比べると、IMFは今年韓国成長率を多少悲観的に予想しているという意味だ。

IMFは韓国経済が来年には2.9%成長すると予想した。従来の成長率見通し(3%)よりは0.1%ポイント引き下げた。IMFは今年世界経済の成長率見通しを6月見通し(−5.2%)より0.8%ポイント高い−4.4%に修正した。IMFは先月「世界経済の一部が山場を越え始めた」として「貿易が徐々に回復しているという兆しも見ている」と説明した。

IMFは新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の影響で経済活動が停滞して正常化する過程で米国・中国・ユーロゾーンの国内総生産(GDP)が急速に改善したと評価した。貿易も中国を中心に回復傾向を見せていると分析した。ただし、新型肺炎の長期化で雇用と物価が振るわない点を懸念した。7−9月期より10−12月期の回復動力が弱くなる可能性があるというのがIMFの診断だ。

IMFは今年米国の成長率を−4.3%と見通した。6月見通し(−8%)よりは3.7%ポイント高まった。今年ユーロゾーンの成長率見通しは−8.3%と提示した。

6月見通し(−10.2%)よりは1.9%ポイント引き上げた。先進国の今年成長率見通しは6月(−8.1%)より2.3%ポイント高い−5.8%と提示した。開発途上国の成長率見通しは−3.3%で、6月見通し(−3.1%)より下がった。インドの成長率が−10.3%にとどまるだろうという予想のためだ。6月IMFが提示したインド成長率見通しは−4.5%だった。

IMFは保健分野に財政支出の優先順位を置く政策を展開すべきだと助言した。新型肺炎ワクチンの事前購入などで国際協力を強化する方式も提示した。IMFは「経済活動を次第に再開し、公共投資と脆弱階層支援などで資源を再配分する必要がある」と提案した。

中央日報日本語版 10/14(水) 7:41
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