▲映画<スパイの妻>の一場面.(c) C&I entertainment
第二次世界大戦の主軸だった日本は依然として自国の戦争犯罪に対し消極的姿勢を維持している。75年過ぎても被害国に公式謝罪はもちろん、自分たちの歴史から逆に戦犯国イメージを消している。
今年、釜山国際映画祭GALA上映作品として招待された映画<スパイの妻>は日本自ら告白して眺める戦争加害者の姿を含んでいる。私たちには恐怖やスリラーなどの映画ジャンルで知られる黒沢清監督の新作であり、スター女優・蒼井優が出演して話題になっている。
太平洋戦争直前と直後を時代的背景にする<スパイの妻>は貿易会社代表である優作(高橋一生)と彼の妻、聡子(蒼井優)の心境の変化を動力に話を進める。満州で戦争の惨状、その中でも日本の生体実験と各種戦犯を目撃した優作は真実を知らせなければならないという使命で大義を企てる。
明敏ながら愛があふれる聡子はそのような彼を心配しながら同時に自身もまた、傍観だけできないと決心する。夫は国を売ろうとする売国奴なのか、それとも平和を守ろうとする英雄なのか。
(中略:映画内容)
映画的達成より日本映画関係者自ら内密に告白した自国の暗い歴史という点が<スパイの妻>が持つ美徳だ。731部隊の存在を表わしながら戦争犯罪加害者という認識を明確にしているからだ。
スター女優と巨匠監督の出会い自体もこの映画を今年、釜山で必ず見なければならない作品にする。
イ・ソンピル(thebasis3)
ソース:オーマイニュース(韓国語)'戦犯国日本'告発した日本巨匠...アオイ乳牛も光る
http://star.ohmynews.com/NWS_Web/OhmyStar/at_pg.aspx?CNTN_CD=A0002686051
関連サイト:NHK<スパイの妻>
https://www4.nhk.or.jp/P6363/
映画監督・黒沢清が、主演に蒼井優を迎え、高精細8K撮影に挑む話題作!戦争という時代のうねりに翻弄されながらも、自らの信念と愛を貫く女性の姿を描くラブ・サスペンス。