中国が恐れてるのはアメリカがTPPに復帰して中国が排除されること
中国抜きでアメリカが主導する経済圏を作られること

先日に中国がTPP入り検討の声名を出したわけだが、中国自身がTPPの今の規約で
入れるとはつゆ思わないだろう 入るには規約改定させない限り無理だ
それほどTPPは高レベルの自由貿易協定になってる

で、声名出したウラを読むと、アメリカもまた今のTPPには入れないのは中国も知っているわけで
あの声名は「TPP規約改定させてまでアメリカをTPPに迎え入れるなよ」という牽制ではないかということ

アメリカは自由貿易を謳ってるが、自国第一主義はバイデンでも変わらず、協定が自国有利なルールにならなければならず
どうあってもアメリカが入るためにはTPPを改定して自由貿易レベルを落とすことが必要だ

(生産地のアメリカ並み最低労賃条項が入らなければ民主党側は納得しない
 さらにバイデンのバイ・アメリカン条項が加わった。
 為替条項、米司法の優遇、投資分野での米優遇、知財での米優遇は共和党が主張してきたことでもある。
 それらを入れればTPPは自由貿易でなくなる)

自由貿易レベル引下げのTPP改定なら中国だって入れる素地ができるが、そう改定しない限りはアメリカも入れない
中国が一番恐れる「アメリカのTPP復帰で中国包囲網の完成」を口先で加盟国に牽制してみせたと読むわけだ

「アメリカが入れるようTPP加盟国がアメリカに忖度するなら、中国も入ることが可能だろう?オマエラ頭から中国を排除すんなよ?」ということさ

(表向き中国加盟に反対する加盟国は無いだろう。ネラーにとっては残念だろうが日本もそうだ
 TPPは経済協定であり、そこに本来は「民主主義国限定」ルールなど無いだろ、と念押ししてるわけだ)