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五輪開会式での出場国中傷が問題視されたばかり

痛恨のオウンゴールに肩を落とすマリン(8番)。この場面で非礼な字幕が掲出されたのだ。(C)Getty Images

 目下お騒がせ中の韓国テレビ局が、またしてもやらかした。

 日曜日に行なわれた東京五輪・グループリーグ第2節で、韓国はルーマニアを相手に4−0の大勝を収めた。初戦でニュージーランドに0−1の苦杯を舐め、国内で激しいバッシングに晒されていたチームは、序盤から高いインテンシティーで臨んでルーマニアを圧倒。なんと得失点差でグループ首位に躍り出て、ひとまず溜飲を下げたのである。

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 韓国国内向けのライブ中継を担ったのが、大手テレビ局『MBC』だ。ハプニングが起こったのは、韓国が先制点を挙げた場面。右サイドからMFイ・ドンジュンが鋭いグラウンダーのクロスを上げると、中央でスライディングしながら反応したルーマニアMFマリウス・マリンが思わず自陣ゴールへ蹴り込んでしまう。このオウンゴールに対して、同局はスロー映像が流れる画面の上部にハングル文字で、「マリン、ありがとう」と非礼な言葉を掲載したのだ。
 
『MBC』と言えば、先日の東京五輪・開会式の中継でも悪質な中傷を連発して、国内外で大炎上しているテレビ局だ。開会式のハイライトである出場国・入場行進のシーンで、選手やスタッフが次々と登場するなか、同局はウクライナ選手団のところで、あろうことか画面にチェルノブイリ原発事故の写真を挿入。その後もエルサルバドル選手団にはビットコイン画像を入れ、マーシャル諸島選手団には「昔の米国の核実験場」、シリア選手団には「内戦が10年継続中」、ルーマニア選手団に対してはドラキュラ映画の画像と悪ふざけを続けた。極めつけはハイチ選手団の場面で、「大統領暗殺で政局は霧の中にある」との一文を添えたのである。

 放送中から大騒動に発展し、猛烈な批判が相次いだ。同局はその番組内でアナウンサーが謝意を示し、「これからは真摯な態度で東京五輪を放送し、大会終了まで最善を尽くします」と宣言していたが……。完全な口約束だったというわけだ。

 ちなみに同局は2008年の北京五輪の開会式でも同様の愚行に及んでいた。キリバス選手団に「地球温暖化で島が沈み続けている」、チャド選手団に「アフリカの死んだ心臓」、イギリス領バージン諸島の選手団には「グーグル創業者の結婚式場」などと描写し、当時も韓国の放送倫理委員会から懲戒処分を受けている。


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