【ソウル聯合ニュース】韓国政府の新型コロナウイルス予防接種対応推進団は2日、新型コロナワクチンの接種による副反応とみられる事例が先月31日と今月1日の2日間に新たに1279件報告されたと発表した。このうち死亡が1件だった。ワクチン接種と死亡の因果関係はまだ分かっていない。

 接種による副反応とみられる事例のうち、重いアレルギー反応のアナフィラキシーとみられる事例は新たに11件報告された。特に注目すべき有害事象、集中治療室への入院、障害、後遺症などを含む事例の報告は24件あった。このほかは注射した部位の痛みや腫れ、筋肉痛、頭痛などの比較的軽い症状だった。

 韓国でワクチン接種が始まった2月26日以降、副反応とみられる事例の報告は累計11万7762件となった。2日午前0時時点の1回目、2回目の接種累計2548万9023件の0.46%に当たる。

 累計接種件数に対する副反応の報告率は英アストラゼネカ製ワクチンが0.67%、米ヤンセンファーマ製が0.67%、 米ファイザー製が0.26%、米モデルナ製が0.24%。

 これまでに国内で報告されたワクチン接種後の死者は計434人となっている。ファイザー製ワクチンの接種者が248人、アストラゼネカ製が179人、ヤンセンファーマ製が7人。これらは副反応の報告時に死亡と報告されたケースで、他の副反応が報告された後に容体が悪化し死亡したケースを含めると、死者は計620人となる。

 これまでの全ての副反応の報告のうち、95.1%に当たる11万1964件は比較的軽い症状だった。

 予防接種対応推進団は副反応の報告件数を毎週月・水・土曜日に発表している。

聯合ニュース 2021.08.02 11:04
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