【ソウル聯合ニュース】韓国の外交部は3日、イランのライシ大統領の就任式に同部の崔鍾建(チェ・ジョンゴン)第1次官が政府代表として出席すると明らかにした。4〜5日にイランの首都テヘランを訪問する。

 崔氏はイラン訪問中、同国のアラグチ外務次官と会談する。崔氏は1月、イラン側が拿捕した韓国船舶の解放と米国の対イラン制裁により韓国の銀行口座にある原油代金70億ドル(約7600億円)が凍結された問題を協議するためイランを訪れ、アラグチ氏と会談した。当時、冷え込んだ両国関係は韓国が凍結資金問題の解決に積極的な意志を示し、イランが船舶を解放して回復したが、イランは凍結資金問題の完全な解決を求めており、今回の会談でも議題になるとみられる。

 2017年に行われた穏健派のロウハニ大統領の就任式には韓国から丁世均(チョン・セギュン)国会議長(当時)が出席し、92カ国・地域が高官級を派遣した。

 ライシ次期大統領は検事時代、反体制派を粛清した保守強硬派で欧米との関係が悪化する可能性が大きいほか、新型コロナウイルスの感染拡大のため、就任式には現地に駐在する各国の大使が出席するケースが多いようだ。

聯合ニュース 2021.08.03 15:46
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1月10日、テヘランで会談した崔氏(左)とアラグチ氏(イラン外務省提供)=(聯合ニュース)