┃日本が間違って作った日本式英語、正す努力が必要だ(13)

最近、東京オリンピックの3冠王、アン・サン選手の『ショートカット(ショッコッ)』が大問題になった。ところが世間で知られているこの『ショートカット』という単語も、実は間違って作られた日本式(和製)英語に属す言葉である。正しい英語の表現は『short haircut』だ。英語short cutは『近道(チルムゴル)』という意味である。

(写真)
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▲ アン・サン選手のショートカット論争を取り上げたイギリスBBCの公式インスタグラムの投稿。
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『オールバック(オルベク)頭』も頻繁に聞く言葉である。分け目をつけずに髪全体を後になで上げる髪型を指す意味として使われている。だがしかし、『オールバック(all back)頭』も残念な言葉で、slicked-back hairと言うべきなのだ。『オールバック』も日本が作った英語だ。

『ニス塗りをする』という言葉の『ニス』は英語varnishで、『var』の部分を発音せずに後ろの部分だけを、これも『日本式』に発音して作られたデタラメな用語だ。日本式の『偽物英語』である。

『クラクションを鳴らす』の『クラクション』も頻繁に聞く言葉である。だがしかし、『クラクション』は自動車の警笛を製造する企業の名称だった。 hornが『警笛』の正確な英語だ。

┃コーヒータイム、アクセサリー(エクセソリ)、ブロマイド(プロマイドゥ)・・・、全て間違って使われている言葉

『コーヒータイム(コピタイム)』という言葉も頻繁に聞く言葉だが、日本で作られた英語であり、coffee breakが正しい表現である。『ケース・バイ・ケース(case-by-case)』という言葉もあるが、これも日本式英語だ。『It depends』ぐらいの表現が適当である。

『アクセサリー(エクセソリ)』も日本式英語だ。本来accessoryとは英語の帽子、バッグ、手袋、スカーフなどの物を指す。ウリたちが現在使っている意味の、『アクセサリー』に該当する言葉はjewelryだ。日本で作られた『マニキュア(メニキュオ)』という言葉は、『爪の手入れをする職業』から来ている。だがしかし、『manicure』という『マニキュアを塗る』という動詞として『爪の手入れをする』ということは、nail polishと言うべきだ。

『ブロマイド(プロマイドゥ)』は俳優や歌手、スポーツ選手など、『人気者を撮影した写真』という意味として使われている。だがしかし、『ブロマイド』は『ブロミン化銀(Bromine 化銀)』を感光剤として使用した『印画紙』から出た言葉で、これには『スターの写真』という意味はない。『ブロマイド』も日本式英語である。

ソース:オーマイニュース(韓国語)
http://www.ohmynews.com/NWS_Web/View/at_pg.aspx?CNTN_CD=A0002773779&;