2022年1月3日、韓国メディア・アジア経済によると、中国で韓国食品の模造品が相次いで発売されており、韓国食品業界が共同で対応に乗り出した。

韓国食品産業協会によると、三養食品、CJ第一製糖、大象、オットゥギが共同協議体を構成し、中国最大の「K-Food」模造品生産・流通会社「青島太陽草食品有限公司」などを相手取り、知的財産権(IP)訴訟を起こす考えだという。

同協会は、これらの会社が韓国食品の商標やデザインをそのまま盗用したパッケージにハングルのブランドを付け、あたかも韓国食品のような模造品を生産していると主張している。

三養食品の「プルタク炒め麺」などの人気商品や、CJ第一製糖の砂糖や塩などが被害に遭っているという。

いずれの企業も中国に現地法人を構えており、模造品の流通で消費者被害が発生すれば企業イメージや信頼に傷が付くことになると懸念を示している。

韓国特許庁によると、中国で韓国企業の商標が盗用された事例は2017年の977件から20年は3457件に急増した。昨年は8月までに1998件の盗用が摘発されたという。

最近は新型コロナウイルスの流行で海外旅行ができなくなったこと、Netflixオリジナルドラマ「イカゲーム」が世界的にヒットし韓流ブームが盛り上がっていることから、商標権の侵害が深刻化しているという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは

「あれだけ多くの人民がいて、なぜみんなゼロから考えることを嫌い、人のものを盗むことを好むのか」
「パクりは中国の伝統文化?」
「中国には模造品じゃない物は存在しないんじゃないの」
「訴えたところで中国の裁判所は中国企業の味方でしょ」
「訴訟を起こしても、売るのをやめるわけないよ」
「また『もともと中国のものだった』とか言い出すぞ」

など、怒りとあきれ声が寄せられている。また、

「それでも中国に何も言えない属国政権」
「いつまで中国の連中にやられてばかりいるつもりなんだろう。親中政権」

など、現政権への不満のコメントも寄せられている。


2022年1月6日(木) 1時10分
https://www.recordchina.co.jp/b887474-s39-c30-d0195.html