青少年のワクチン接種率が伸び悩む韓国で、政府は、異常反応が出た18歳以下に対し、最大500万ウォン、およそ50万円の医療費を支援すると発表しました。

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韓国では、ワクチン接種を完了した割合は18歳以上がおよそ95%なのに対し、13〜18歳はおよそ68%に留まっています。

青少年の接種率が伸び悩む要因の一つが、接種後の異常反応への懸念です。これまでに疑いを含め、1万1000件あまり報告されています。

接種後に異常反応が出た子の父

「(子供が)1%以下の最も危険な状況になるケースにならないだろうかと、不安な状態で(病院に行った)」

そこで韓国政府は、重篤な異常反応が出た18歳以下に対し、因果関係が不明でも、最大500万ウォン、およそ50万円の医療費を支援すると発表しました。

韓国 ユ・ウンヘ教育相

「学生たちの健康権と学習権を厚く保護するため、国家補償から除外される場合にも、一定基準に符合すれば、補完的に医療費を支援しようと」

ただ、重篤な異常反応が出た家族などからは、1回だけの支援では不十分だという声も上がっています。

2022/01/19 20:47 日テレNEWS24
https://www.news24.jp/articles/2022/01/19/101018773.html