中国人強制連行 元労働者と和解 三菱マテリアル
第2次大戦中に日本に強制連行されて過酷な労働を強いられたとして中国人の元労働者らが三菱マテリアルに損害賠償を求めていた問題で、
両者の和解が成立しました。
元労働者・閻玉成さん(86):
「第2次世界大戦が終了して七十数年が経ち、ようやくきょう、強制労働の問題は基本的な解決に至った。これは大きな勝利だ」
三菱マテリアル側は生存する元労働者3人に対して「歴史的責任」を認め、元労働者や遺族に一人あたり10万元、
日本円で約170万円の謝罪金を支払うなどの和解案を提示して合意しました。
三菱マテリアルの鉱山で働いた中国人の元労働者は3700人を超えるとされています。
関係者によりますと、一部の団体を除いて今回の和解に応じる見通しで、強制連行を巡る補償問題は大きな節目を迎えることになります。
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