サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)は2日(日本時間3日)、H組3位・韓国が同首位・ポルトガルに2-1だった。決勝トーナメント(T)進出には勝利が絶対条件の韓国。ポルトガルはすでに進出を決めていた。

 2010年南アフリカ大会以来、3大会ぶりの決勝T進出を目指す韓国。しかし、前半5分に左サイドにロングパスを繋がれ、折り返しにつめたリカルド・ホルタに先制点を許した。反撃したい韓国は同16分に左からのクロスに合わせ、相手ゴールを襲った。GKがはじいたこぼれ球を押し込んで同点。かと思われたが、こぼれ球を拾う際にオフサイドを取られており、つかの間の歓喜に終わった。

 ところが同27分、左CKからのボールが相手DFに当たり、こぼれ球をキム・ヨングォンが押し込んだ。スタンドの韓国サポーターは拍手喝采。大声援を受けながら1-1で後半に入ると、猛攻を仕掛けた。同24分には左からのクロスにファーサイドのソン・フンミンが右足でダイレクトボレー。相手DFが体を張って決死の守りを見せたが、ソンも客席のサポーターもハンドを猛アピールした。

 後半アディショナルタイム、自陣CKからのカウンターでソンがボールを運ぶと、エリア手前でラストパス。抜け出したファン・ヒチャンが流し込んだ。客席では多くの韓国サポーターが涙していた。

 試合前の時点でH組は、ポルトガルが勝ち点6で首位。ガーナが同3で2位、韓国が同1で3位、ウルグアイが同1で最下位だった。韓国は前回ガーナ戦の試合終了直後にパウロ・ベント監督が審判への抗議で退場。指揮官不在だった。

12/3(土) 1:54配信
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