久子は、大切な友人だったマーニーにまつわる悲しい過去を教えてくれた。マーニーは、父母から離れて暮らし、意地悪な使用人たちに育てられた。
そんな彼女を支えてくれた、幼なじみの男性と結婚し、子供をもうけるが、若くして夫は亡くなってしまう。

自身も体調を崩し、子供は寄宿舎のある小学校で育った。子供を迎えに行くころには、すでに母という存在を必要はしていなかった。
若くして結婚し、家を飛び出した子供は、交通事故で夫とともに亡くなってしまう。娘の子供はまだ幼く、マーニーは、孫であるその子供を自分で育てることとなった。

その孫に、マーニーは様々な思い出話を語った。父母が屋敷にやってきたときだけ開かれる舞踏会・パーティー。
怖かったサイロ…その記憶は、奇妙なほど杏奈のマーニーと過ごした記憶と一致した。

マーニーは、孫を育て、一緒に暮らす日々を過ごしていくことを望んだが、病死してしまう。
孫は、親戚の引き取り手がなく、児童保護施設に引き取られてしまう。

悲しいマーニーの思い出を教えてもらい、杏奈はよりマーニーのことを大切に、近しい存在に感じることができた。
そして、夏休みの終了に伴い、頼子が迎えにやってきた。頼子は、児童保護施設で引き取る際、杏奈が持っていたという写真を見せた。
その写真は、屋敷の写真であり、その写真の裏には「マーニー」の署名があった。マーニーは、杏奈の祖母であったのだった。
杏奈がデジャブのように感じていた屋敷での出来事や、マーニーと過ごした日々は、マーニーの語った思い出だったのだった。

多くの思い出ができた村を去ることになり、杏奈は久子に頼子を紹介するとき、自然に頼子を「母です」と呼ぶことが出来た。
マーニーの深い愛情を感じ、そして頼子の自分に対する思いも再認識することができた杏奈は、母・頼子と親子としての絆・繋がりを感じることができたのだった。


これ説明ないとめんどいな('ω'`)