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8月19日、埼玉県川口市の路上で男性を刺したとして、無職の湊(みなと)伸治容疑者(45)が殺人未遂の疑いで逮捕された。
湊容疑者は被害者男性と駐車場でのクルマの停め方を巡ってトラブルになり、警棒で肩を殴り、首を刃物で刺したという。

’91年7月に、懲役5年以上9年以下の実刑判決を下された湊容疑者は、服役後、どんな人生を歩んできたのか。
出所後はしばらく地元の足立区にいたと見られ、いまから16〜17年前にはムエタイのジムに通い、プロとしてキックボクシングの大会に出場したこともあったようだ。

「身長は160cm半ばで、地味で無口。週に3〜4日は練習に来ていたけど、他のジム生と喋っているところは見た覚えがありません。
プロといっても実績はほぼゼロで、運送業か建設系の仕事をしていたと記憶しています」(ジム関係者)

当然、ジムの運営者らは湊容疑者がコンクリ事件の犯人だとは知らなかった。

「でも、いつ頃からか、大会の客や他のジムの人から、『あんな奴を所属させていいのか』とクレームが来るようになってね。
彼が『コンクリ事件』の犯人だとバレたんです。それを察した湊は、すぐにジムを辞めました。結局、うちにいたのは2年間ぐらいだったはずです」(同前)

その後は、転居を繰り返し、職も転々としたという湊容疑者。現在のアパートに移り住んだのは約2ヵ月前で、近隣の住民らによると「ほとんどの時間は家にこもりっきりだった」という。