さてと、いつものキチガイの震える指先が視えたところで本題に戻る。

いわゆる心霊現象とは主観的な現象と客観的な現象にわかれる。
霊視などの個人的な体験が前者であり、ポルターガイストや写真などが後者である。

無論、後者の心霊現象は実在するのでいまさら存在証明は不要だ。
問題は、その現象の原因が霊によるものであるとする点にある。
これは証明されたとはいいがたい。

前者の主観的な心霊現象の存在は個々の体験を各人がお持ちであろうと思う。
それが勘違いでないことを証明することは至難の業である。
がしかし、個人にとっては客観的な証明は不要でもある。それくらい鮮烈な体験であることが多い。