らん豚がヴィクトリアメイドを飼い始めてから数週間
初めは強い抵抗を見せていた彼女も次第に心が揺らぎ始め、遂には自ららん豚を求めるようになってしまっていた

窓辺にてふと、ヴィクトリアは想う
自身の本来の主人、エリハムの事を・・・
優しい主人だった、いつもヴィクトリアの事を気にかけていてくれた
メイドである彼女に綺麗な服を贈ってくれた、一日の終りには欠かさず労いの言葉をかけてくれた
しかし一線を超える事はなく、親愛をもって接してくれる素敵な主人だった

かつての思い出に浸るヴィクトリアの慎ましい胸が、不意に背後からまさぐられる
らん豚の芋虫のような寸詰まりの短い五指が無遠慮に柔肉を揉みしだく
穏やかな思い出が塗りつぶされていく
ヴィクトリアの美しい髪が流れる耳元で、興奮した獣の吐息が聞こえる
窓ガラスには醜い豚の姿が映っている
一心不乱にヴィクトリアの名を呼び、猿のように腰を振っては粗末なモノを押し付けてくるらん豚の姿が
らん豚に求められる度に、ヴィクトリアの体は疼く
この数週間、徹底的に雌としての悦びを教え込まれ、今まで知らなかった世界を教えてくれた今の主人に、知らずの内に自分から尻を振り始める
発情し、懇願し、悦んで豚のモノを受け入れるヴィクトリアの目には、既にエリハムの姿は映っていなかった・・・