ヒツギ「早いものでもう12月も終わりかー。 今年は色々あったよねぇ」

エンガ「なんだ、感慨にふけるなんてお前らしくないな」

ヒツギ「なによそれ! ……でも、そうね。あたし、結構みんなに迷惑かけちゃったかなって」

エンガ「おいおい、ほんとにどうした」

ヒツギ「あたしね、アークスのみんなと出会えて本当に良かった。なんていうか……やっと生きてる充実感を得られたっていうか……。
中学の頃はこうじゃなかった。毎日が退屈で……でも今は違う。
みんながいるし、それに兄さんともこうやって話せるようになったし」

シエラ「ヒツギさん……」

ヒツギ「最初は周りが見えなくなっててコオリやアルのこと振り回して……。自分のことしか考えてなかった……。本当にごめんね」

コオリ「そんな……いいんだよ」

ヒツギ「……今のこの瞬間って大事にしないと、すぐに消えちゃうような気がするの。だから言えるうちに言っておく。みんな……ありがとう」

コオリ「ヒツギちゃーん!」グスッ