ではウンチクというかゴタクというか、一つお付き合いください。

今回なぜ自作スピーカーを車内に持ち込んだかというと、まず個人的に運転中というのは音楽を聞くのに最も適したシチュエーションだから。
運転中の心身の状態が、音楽を聞くのにはちょうどいい感じなのです。
通勤で1日に1時間以上車に乗っていることもあり、この時間を有意義に過ごすには、出来合いのカーオーディオでは物足りません。
今は車に乗っていても音楽が非常に快適なので、すぐに目的地に着いてしまう感じがします。

またドアに付けられたスピーカーでは振動が外に漏れやすいため、大音量は憚られる面もありますが、
今回のように後部座席の足元に置いた場合、かなりの大音量にしても外からは意外なほど聞こえません。
近所との関係で大音量にできない方は、車をもう一つのリスニングルームにすることをお勧めしたいですね。

大口径ユニットとかマルチウェイとかにする気はありません。
良質な小口径フルレンジの小気味よさや一体感を知ってしまうと、マルチウェイは鈍重でバラバラな音に聞こえます。

ポータブル電源を持ち込まなくても、車のシガーソケットから給電は可能なわけですが、実際に試してみると音はずいぶん違いますね。
重く濁って詰まったような音になってしまいます。
車に積まれたバッテリーは様々なノイズが乗っており、電流供給能力も劣るのだろうと思います。
部屋のオーディオにもバッテリーを導入してみようかなと考えています。