>>993
スピーカーの能率が低下してきたからです。
出力トランスのある真空管時代はスピーカーのインピーダンスによりタップを切り替えて使っていたので、インピーダンスが違っても音の大きさは変わらなかった。
当時は16Ωのスピーカーも多く、8Ωと同じくらいあった。
1970年代に入り出力トランスのない半導体OTLアンプが普及すると、8Ωの方がパワーが入り大きな音で鳴るので、8Ωが普通となった。
稀に4Ωのスピーカーがあったが、当時のアンプには負担が大きかったようで、本当に稀だった。
そこで中間の6Ωのスピーカーが現れ始め徐々に増えていき、1980年代中期には6Ωの方が普通になった。
その後スピーカーのサイズが縮小し能率が激減したため、4Ωのスピーカーが増えた。