>>460
OTLアンプは半導体ならたやすく出来る。管球式OTLが廃れるのは時代の流れ。
その昔(昭和30年代)にはNECからOTL用の出力管6R-A2(mT管6BQ5の電極を流用した三極管)
が発売された。この球でSEPP回路OTLアンプを組むと400オーム負荷で15ワットほどの出力が得られた。
当時はスピーカーメーカー(パイオニア、オンキョー等)から管球OTL用の
ハイインピーダンスのスピーカー(400オームとか200オーム)が発売された。
そんな時代があった。
まあ、趣味の世界だから、真空管でOTLやってみるのもよろしいかと。
当時のスピーカーは16オーム、今は8オーム(6オーム)だから
管球OTLでスピーカーを駆動するにはアンプは大規模な構成になる。
OTLアンプの第一人者武末数馬氏の著作にはSEPP回路の意味やパーツ等の
留意事項が書かれていた。氏の著作、いま手に入れるのは至難だろね。
ちなみにSEPPとはシングルエンデッドプッシュプルの略称。OTLの標準的な回路。