NFJのD級アンプ出力仕様説明で「対応スピーカ4Ω〜16Ω」とよく書いてあるよね。

これはアンプに対しての負荷抵抗のことですが、切り替えのような機構がなくて音質を保持しながらこのような広範囲の負荷に対応しているなんて信じられないです。

D級アンプの出力ローパスフィルターの負荷抵抗値は周波数特性や位相特性に敏感で、少しの変化で大きく特性が変化します。
このような性質のものですから、通常はスピーカの推奨インピーダンスを記述していることが多くあります。

おそらくNFJの「4Ω〜16Ω」というのは、音質を考慮しないただ音が出るという範疇のことでしょう。
ならばどんなインピーダンスでも取り合えず音は出るのだからこのような明記は無意味になります。

内部部品の定数から済側するにNFJのそれは統一されているということはなく製品ごとにバラバラでしょう。
インピーダンスのミスマッチングは、高音が出なくなったり、分離が悪く一塊の団子状態聞こえたりします。

音質を重視するアンプで「対応スピーカ4Ω〜16Ω」という発想は素人のなせる業ということでしょう。

4Ω負荷に最適化したLPFの各負荷抵抗による周波数特性の変化
http://fast-uploader.com/file/7095366676364/

8Ω負荷に最適化したLPFの各負荷抵抗による周波数特性の変化
http://fast-uploader.com/file/7095366813726/