無能なものが社会の中に居場所を得るためには、上位者に膝を屈し、柔順で謙虚に振る舞い、可愛がられる術を身につけなければならない。
こういうことは本来子供時代の喧嘩や親の躾で叩き込まれるものだが、それを回避し甘やかされ逃げ続けたままの者を矯正するには戸塚氏のような荒療治しかない。
もちろん個性を存分に発揮し思うがまま自由に生きられる才能や運に恵まれた人もいる。しかしヨットスクールに送られるような者はそうではないということを自覚させなければならない。