102の続き
>>89

哲学の基本は、はっきりさせること、ではないかと思っています。どのように?論理的に。何を?各命題を。
哲学の論理的明晰化とは、各命題を論理的に明晰化(はっきり)させるということです。

倫理的な是非を考慮しない。
倫理的な答えを求めるなら当然倫理的な是非を考慮するべきです。ですが、
有名な倫理の命題に「なぜ人を殺してはいけないのか?」「なぜ自殺してはいけないのか?」などがあります。
これらを倫理の側からは論理的な答えを出せないといわれています。
これをして哲学で「事実から当為は導けない」といっています。
倫理的な是非とは当為です。
行為の倫理的な是非を考慮したところで事実は変化しません、よって哲学は倫理的な是非を斟酌しないのではないかと思います。基本的に。

ついでに、
事実から当為は導けない
魔王「私が黒といったら白くても(事実)黒なのだ(そうあるべき、つまり当為)、フハハハッ」
魔王「おい貴様、そこにある黒いもの(当為)を持ってこい」
しかし事実は白いものなので、そこにある白いもの(事実)が魔王のいう黒いもの(当為)であると導くことはできず、魔王は黒いものをとってもらうことが出来ません。

最後に、
「その程度のところで止まるようなレベルにはない。」とはつまりどうあるべきものということでしょうか?
よろしければお聞かせください。