ただし気を付けなければならないのは江戸時代の勤勉革命における勤勉と明治以降の産業化における勤勉を同一視することは媒概念曖昧の虚偽を犯している可能性があるということ
前者における勤勉と後者における勤勉は必ずしも一致しているとは言えない
幕末に日本を訪れた西洋人は日本人はまじめだと書く一方で納期を守らないとも書いている
明治以降の勤勉は江戸時代の勤勉を下地に西洋のというか産業化時代の勤勉観を接ぎ木されて形成されたものと考えるべき
例えるならばライオンとトラの雑種をライガーと呼ぶようなもの
ライガーはライオンでもありトラでもあるがライオンでもなければトラでもない
禊の誤りはここにある