マルクスとエンゲルス以前の社会主義は社会改良主義的資本主義または
社会設計主義という性格が強い。
社会改良主義・社会設計主義というのは計画経済論的なもので、
マルクスとエンゲルスもこれらの影響を色濃く受けているとは思うけど、
マルクスはリカード経済学を批判的に継承して進化経済学の基礎を築き、
特にエンゲルスは今日の紛争理論につながる基礎を築いた。
資本主義的ゲームはそのゲームの特性によって半ば必然的に共産社会の
土台を用意するように進化してく、適応していくんだ、という仮説を打ち立てた。