お金はどんな商品とも交換できるという魔法の商品だ。
そして資本主義とはすべてのものを商品に変えた。
すなわち資本主義において、お金を持つと言うことはすべてを手に入れることができると言うこと。
それがお金の第一魔力だ。

お金の第2の魔法は、この魔法が簡単に移動できるところ。
様々な力は時間をかけて、育み手に入れるものだが、
お金は移動が簡単で、誰でも使えてしまう。
たとえば剣術に比べて銃。銃は持つだけで力を持てる。

お金の第3の魔法は人を動かせてしまうこと。
資本主義では、ひとは労働という一つの商品だ。

お金の第4の魔力に強い清算交換がある。

信頼を作る貸し借りは清算されないことで貸し借りが続きそれが信頼になる。
それに対して、
お金は貸し借りを数値化して明確にしてしまう。
それによって、貸し借りなしのゼロが明確になる。
このために信頼を崩してしまう。

ただし他人同士の場合は、貸し借りが明確になることで、
貸し借りしやすくなる。
いつまでに返すことが法的契約として成立する。
法は破られれば国が動く