功利主義は社会全体の富ではなく社会全体の快楽の最大化を命じる道徳原理でしょ、さらに苦痛を快楽を減少させるもの、すなわち負の快楽と考える
では社会全体の快楽を増大しさえすれば快楽が一極集中しても問題視しないかと言うと、快楽を感じる人が少なって一方で苦痛を感じる人が多くなるなら当然社会全体の快楽は減少するわけだから、功利主義の立場では富の偏在をいくらか解消すべきということになる