世界が持つ不特定な一般的意味も、そしてまた種々の個体に基づいてそのつど規定される
世界の意味も、要するに世界が我々に対して持つすべての意味は、知覚し、表象し、思考し、
評価する、我々自身の生の内面において登場し、主観的な発生の中で形成される意味である。
すべての存在の妥当性は我々自身の中で実現された妥当性であり、それらの妥当性を基礎づける
経験と理論の明証性は、我々自身のうちに生きており、我々を習慣的に次の新しい経験へ
動機づけている。このように世界が意識に対して本質的に相対的である以上、それ自体と
して存在する世界一般ということの意味は不可解である。どのイデア的世界も、たとえば
独自の仕方で《それ自体として》存在する数の世界も、それと同様の超越論的疑問に
属する不可解さを呈示している。