仮に、全く同じニューロンの状態であれば完全に一致した意識体験をすると考えてみる。(赤は誰にとってもその赤だった、などが全てにおいて言えて、哲学的ゾンビはここでは考えないものとする)
すると、ニューロンの状態と意識の状態が一対一対応する。しかし、ニューロンの状態と意識の状態は別物のように思われる。もし違うとしたらなぜ一対一対応するのか。意識は物理学のどこに還元されるのか、またはどこにも還元できないのか(出来ないならそれは何故か)

・二元論:意識はニューロンの状態に付随して発生する→意識から物への影響が皆無なら、何故クオリアの情報が脳にある、記憶にあるのか。実際、意識から物への影響があるように見えるではないか。
・物的一元論:意識も実は物質的な概念であり、物理学のどこかしらに還元できる→物質が持たないような性質を心や意識が持つ説明がない。というか、そもそも科学はそういうwhyではなくhowの問題に焦点を当てて考えるから、哲学的問題について科学に解決を求めるのは筋違いかもしれない。
・中立一元論/性質二元論:物質の根源的性質に心的性質が宿っている→なぜ、心的性質が宿っているのかの問題に話が切り替わるだけ。
・心的一元論:独我論→反論しにくいが、受け入れ難い。

二元論、物的一元論、中立一元論、心的一元論、いずれも諸説あるのでなんとも言えないが各々問題点を抱えている。難しいね。