ソフトバンク、長年支えた日本人幹部を一斉解任
孫正義の暴挙に波紋

孫氏がグーグルからスカウトしてきたインド人のアローラ氏は現在、持ち株会社であるソフトバンクグループの取締役会副議長を務めている。
6月下旬に開かれる株主総会後の取締役会で代表取締役副社長に昇格し、名実ともに孫氏に次ぐナンバー2に就任するのは報道の通り。

一方、グループ人事では、創業当時から孫氏を支えてきた宮内謙代表取締役副社長が取締役に降格し、
海外事業を担当してきた後藤芳光氏と藤原和彦氏も、昨年就いたばかりの取締役から外れることになった。
業界関係者は、このように指摘する。

「宮内氏はずっと黒子役を務めてきたから、トップになることはないだろうとは思っていたが、まだ若い後藤さんと藤原さんまで持ち株会社から追い出すとは驚くべき人事だ。
いかに実力主義とはいえ、あんなドライすぎる人事をやられたら、生え抜き社員はやる気を失ってしまうだろう」