>このため、2020年に5Gのサービスが始まったとしても、当分は4G基地局と5G基地局が連携する構成になる。
当然、スマートフォンなどの端末も、5Gと4Gの両方への対応が基本となる。

「5Gが使えるところでは5Gで通信しながら、エリアを外れたら4Gで通信する。お客様から見れば、5G端末を購入しても、基本的に現在の4Gと変わらない広いエリアで通信できる」
と、ドコモ ネットワーク部 技術企画部門 担当部長の宮下真一氏は説明する。

そこで、4Gもさらに進化させていく必然性が出てくる。
「5Gのスポットを離れても、ある程度は同等のサービスを提供できるよう、4Gもしっかりと高速化していく。5Gがターゲットとしているスペックと今の4Gとの間にはギャップがあるが、4Gのスペックも5Gに近づけるべく、着実に進化させていきたい」と宮下氏は語る。