[不定期 リックとジャズ その1]
まずは英国トラッド・ジャズというちょっと特殊なものの説明から
すごく平たく言っちゃえば、音楽の中身はディキシーランドとか
ラグタイム、ボードヴィルなんかの古いスタイルが50-60年代前半に
イギリスでブームになって、各地にアマチュア楽団がいっぱいできるんんですね。

遠隔地のイギリスでリバイバルという趣きなんだけど、輸入されるにあたって
野暮ったいと言うかイージー・リスニング化してると言うか舶来品のまがいもの
と言うか、そんな感じかな。
これはモダンジャズとはちょっと距離がある世界だというのは強調しときます

で、リックはフロイド以前にそういう楽団に参加していて、
作・編曲が楽団に採用・レコーディングされてたりするんですね
(実は未入手未聴なんだけど、想像の範囲を大きく超えるものではかろうと。)

そういう流れでBinding my timeではトロンボーン吹いたりしてるということですね

英国トラッド・ジャズのブームというのは、ビートグループの時代になっても
地下水脈として意外と重要です          ー続くー