80年代三部作もスタジオ盤ならではの良さがある

80年代ディシプリンクリムゾンの(一部の)酷評についていつも考えるんだけど
(何故なら個人的に一番好きなのがディシプリンクリムゾンなので)
いみじくも上の方のレスで指摘があるように、(殊にブリューが入ったことによる)「シリアスさの欠如」が好きか嫌いかの分かれ道だったんだと思う。

「陽気な狂気」がディシプリンクリムゾンのテイストでそこが好きな人はたまらなく好きで
ブリューも嫌いじゃない大好きってことになると思う。

でも「陽気な狂気」ってこれフリップのデビューアルバムのタイトルなんだよね。
だからむしろ「キングクリムゾン」を経てパワーアップした上で「原点回帰」したのが
ディシプリンクリムゾンだと定義すると、分かりやすいと思う。

その意味でも、やっぱりバンド名はクリムゾンを使わずにディシプリンだった方がよかったのかとも思うが、でも変名を使わずにキングクリムゾンを持って来たのは
リスナーに対するフリップの挑戦あるいは挑発だったわけで、毀誉褒貶もしてやったりだったんじゃないかな