たとえば、猫嫌いの人から苦情や文句を言われたとしたら、誰だって気が重くなることでしょう。

ですが、そのことによりあなたが相手を避けてコソコソするように萎縮したり、卑屈な態度をとれば、相手はあなたが悪いこと・間違ったことをしていると思っている、自分を恐れている、

と感じるようになり、あなたに対して何をしてもいいというような誤った優越感を抱かせやすくなりますし、反対にあなたが攻撃的な態度を取れば、相手はあなたに恐怖心を抱くとともに憎しみを感じることでしょう。

また無視したりすれば、馬鹿にしている、と受け取られ相手を激昂させかねません。

何にしても、あなたに抱いたよからぬ感情の矛先は罪のない猫たちに向けれられないとも限りません。

ですが、相手の言い分をちゃんと聞いた上で「自分も相手と同じように、野良猫を減らしたいと願っており、不妊去勢手術が済めば猫は発情もしないし子猫も増えず、

またエサを与えればゴミ漁りもせず、エサの後片付けや糞尿の清掃等迷惑にならないように世話をする人もいる」、ということをきちんと知ってもらえるよう努めてゆくことにより苦情は少なくなっています。

たとえ猫嫌いの人が相手でも、「冷静に穏やかに、堂々と明るく、誠実に」対応すれば、相手の態度も確実に変わってくるでしょう。

気が重くてとてもそんなことは無理・・と思ったら、自分がどうしてもその役を演じなくてはならない「女優さん・俳優さん」になったつもりにその時だけなりきってみてください。

思いのほか、敵視されていると感じていた相手が、きちんと話してみれば応援してくれることだってあるのです。

良いコミュニケーションが地域でとれるようになれば、それに比例して地域猫活動もやりやすくなりますし、猫たちがむやみやたらと嫌われたりすることもなくなってきます。

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