ユングの集合的無意識について、理解が及んでいないので教えてください
個人の経験に因らない、人類全体に共通した無意識が存在する。
ということは理解できたのですが、これは

@人類は一つの集合的無意識を共有している(全人類は無意識を通じて繋がっている)
ということなのでしょうか?それとも、単に
A生まれながらに持っている共通の無意識がある(同じ形の無意識を一人一人が個別に持っている)
ということなのでしょうか?

@だと仮に、自分の意思で無意識を変えることができるA君がいたとして、
A君が「死は恐怖ではない」と無意識レベルで考えを改めた場合、
全人類が死に対する恐怖がなくなるか、少なからず恐怖が薄れていく。など、人の意識が他者に影響を与えることになります。
Aであれば、A君という個人の無意識がいくら生まれ持ったものから変化しようとも
他者には全く影響がないことになります。

@はアニメ漫画ゲームなどでよく設定される概念ですが、
(人類の集合的無意識を書き換えて大事件を起こす!みたいな)
これは、単に学術的にはAだったものが大衆に広まるにつれて
拡大解釈、脚色された結果ということなのでしょうか。

「光速に近づくと時間の進みが遅くなる」という事実がメディアに取り上げられ、
フィクションに描かれ、脚色されるうちに
「光速を超えるとタイムワープできる!!」
という説になり、わりと広くそれが真実だと思っている人がいるかのように。

ユングが提唱した本来の概念は@とA、どちらに近いのか
そして最新の学説?ではどうなっているのか教えてください。