戦前パンク
ストームなんかがそうかな?
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ストームは、日本の旧制高等学校や大学予科、旧制専門学校、新制大学などの学生寮などにおいて学生が行う蛮行のこと。
バンカラの一種。
「バカ騒ぎ」を基本とし、窓ガラスを叩き割るなどの破壊行為にまで至ることも少なくなかった。
歓迎ストーム・返礼ストーム、街に出て気勢を上げる街頭ストーム、巨大な火を焚きそれを囲んで行うファイヤーストーム、
夜中に入学の抱負などを言わせ説教のようなものを続ける説教ストームなどもあった。
無理やり饗宴に他者を巻き込んでいくストームという行事には、
「俺たちはこんなに楽しいんだから、お前たちも一緒に楽しもう」といった類の連帯意識が底流にある。
●1935年4月25日 高1ら80人がストームで大暴れ
山口県山口高等学校1年60人と2・3年20人の80人が新寮生歓迎のため
街頭ストームと称して、長髪に白装束という異様な姿で夜の街に繰り出し、
無理やりバスを止め、木刀で車体を叩いたり、商店の看板を壊して放歌高吟
警察が首謀者を連行すると残りの生徒が署に押しかけて、
太鼓や石油缶を叩き、大声で木刀を振り回して大騒ぎした。 時は大正12年の春。
東京北千住生田に奇怪な一軒家があった。
六畳・四畳半・二畳の三つの部屋は、各々赤・青・緑の障子で囲まれ、
標札には「三色の家」とある。
その標札はやがて「ギロチン社」に変わった。
そこには十人前後の若者が定職もなくごろごろしていた。
彼らの風体がまた異様で、長髪にインバネス(とんび)やルパシェカでキメたり、
和服にオーバーを羽織り、真っ赤なトルコ帽をかぶったりしている。
北千住に移る前には、「叛逆者倶楽部」「青い家」「墓社」「黒狼」などと名のっていた彼らは、
一見ちょうど流行していた未来派・表現派・モダニズム・ダダの前衛芸術家集団のように見えた。
実際彼らの主魁中浜哲は、現在日本アヴァンギャルド詩の先駆と評価される詩人である。
実は彼らの正体は、行き場のない若者たちがやぶれかぶれに結成したテロリスト団だった。
先述の自称天才詩人中浜哲以下、最下級の梅毒もち女郎を熱烈に愛したヤツや
母を想う短歌をよみ涙をながしてテロを語る奴など、
どうにもアブナイのだ。 特に古田大二郎というのは、日本史上最もネ暗な自伝を二冊も残した男で、
初恋の少女に声も掛けられず一人悶々とし、革命を志したものの頭が悪くて理論は語れず
根性がなくて労働者の間にも入ってゆけず、いじけきっはたあげくギロチン社に流れつく。
こうした連中が天皇や来日した英国皇太子の暗殺やら、
満州のコミューン建設やらを陰謀するのだが、元々意志が弱く自堕落な奴ら故、
何もできやしない。
資本家を総会屋風に恐喝して(リャク行為)得た資金も、遊廓や酒場でたちまち費ってしまう。
いずれはテロを決行し死ぬ身だから、生きてるうちに遊ぶのも許されるというのが彼らの言いわけで、
そこには労働者人民のための大儀などなく、
あるのは純粋行動に酔うエリート意識であった。 大正12年秋、関東大震災後の混乱の中、
アナーキスト大杉栄一家が憲兵に虐殺された時、
ギロチン社の連中はようやく死に場所をみつけた気になった。
「瞬間の自由!刹那の歓喜!それこそ黒い微笑、二足の獣の誇り、生の賜物
『杉よ!眼の男よ!更正の霊よ!』
大地は黒く汝のためにかおる。」
詩人中浜哲はかく絶唱した。
彼らは大杉栄の復讐テロを決意したのだ。
しかし強靭な意志力も周到な計画力もない彼らギロチン社に、
テロの成功はおぼつかなかった。
資金を恐喝せんと鐘紡社長を訪れた中浜は張っていた警官隊に囲まれたちまち逮捕。
銀行を襲った古田は行員を誤殺し、奪った金は75円。
大杉殺しの元凶の憲兵司令官を狙うも爆弾は暴発、ピストルは空砲。
あっけなく逮捕され、中浜は
「弥生空ギロチン高く霞みゆく黒蝶我は散る花に舞ふ」
との辞世の句を遺し、古田は童貞のまま白菊一輪を抱いて、
各々20代の若さで絞首台に消えた。
思想的実践と呼ぶにはあまりに幼稚で退廃的な彼らのテロリズムは、
むしろダダや未来派や表現主義の芸術理念の究極にある
命がけのパフォーマンスだったのかもしれない。 今でも身近で有名な戦前の音楽てクラジャズブルースぐらいじゃないかい ライトニンでいいじゃん 私は『川上音二郎』君を推薦したい。
どうぞ、よろしく。 あるの
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