突然の内容証明で、多額の慰謝料請求
会社の悪口を書き込んだ後もA子さんは、時々その掲示板をのぞくように…。すると、自分の書込みが削除されていることに気づきました。
ですが、A子さんは特に気にすることもなく、さらに月日は流れ、削除されたことで書込みをしたことも忘れていていきました。
そして、ある日突然、契約しているネット回線会社(インターネットプロバイダー)から「発信者情報開示請求の可否について」という書類がA子さんのもとに届きました。
その書類は、掲示板に書込みをしたのは、A子さんの自宅(住所)であることを、書込みをした会社側(A子さんの勤務先)に教えても良いかという内容でした。
突然、書類が届いたことで、驚いたA子さんは、住所など個人情報を提供することを拒否してしまいました。
しかし、その後も相手は個人情報を求めて、裁判に発展…。
裁判の結果、ネット回線会社が負けたため、A子さんのもとに慰謝料500万円を支払え」という内容証明書が届きました。
書込みが会社にバレて、退職…
裁判を起こされ、悪口をネットに書き込んだことが勤務する会社に知られてしまったA子さん。会社に居づらくなり、退職することになってしまいました。
会社を辞めたA子さんに残ったのは500万円の請求書。どうして良いかわからず、無料で相談できる弁護士をネットで探し、訴えられたことの話の流れを説明しました。
弁護士のアドバイスがありA子さんは、会社とは示談で済むことに。しかし、現在も月々数万円ずつを相手に支払う生活が続いています。